疑問、質問コーナーと【スキーじゃーやる大辞典】


よくある疑問 スキーじゃーやる大辞典

よく寄せられる疑問・質問について少しお話しましょう

初めての方はこんな事聞きたいんですよね

障害者スキーについて知りたいんだけど?
福島県障害者スキー協会はどこにあるの?
福島の人だけなんですか?
こんな事聞いてもいいの?
お手伝いするのに何が必要ですか?
何にもわかんないんだけど?
本当に自分でもできるの?
トイレが心配?
入浴はどうするの?
1人でも参加できますか?
お金はどのくらいかかるの?

何でも聞いてください お答えいたします

   
よくある疑問
区分 あなたのタイプ さすけね〜理由
健常者 スタッフとボランティアはどこがちがうの? スタッフは障害者と一緒に雪を楽しんで下さい
介助・手伝いのボランティアが目的じゃないよ
でもボランティアしたい あまり気負わず雪を楽しんでみましょう
でも気持ちはうれしいよ
ボランティア体験がしたい 車イスや入浴の介助体験もできます
学生さんいらっしゃい
スキーの各種資格がある 個々の障害の状態を把握すればスキーの理論は基本的に同じです
スノーボードなんだけど ボーダーの仲間もいっぱいいます
滑れないんだけど 生まれた時から滑れる人なんかだ〜れもいませんし、協会に入ってから滑れるようになった人もいます
指導員もいるので無料プライベートレッスンをしてもらった人もいます
チェアスキーに乗ってみたい チェアスキーに乗りたくて仲間になった人もいます
地元で講習会を開きたい 福島のスキー協会で体験してから地元の方に教えてあげましょう
車が無い 障害者の車に便乗しましょう
障害者 障害の程度は関係あるの? 基本的に全障害者を受け入れています
但し、雪上でのスキーの介助はしますが、日常生活の介助はできません
寒くないですか? 初めての方ほど汗をかくので「初体験で寒い」と言った方は今までいません
全く初めての方 講習会で滑れるようになれますので体験してみましょう
少し滑れる方 講習会と教室に参加できます
レースに出たい方 練習会や合宿に参加して大会も出ましょう
スキーの各種資格がある そんなあなたを待っていた
お金はどのくらいかかるの? チェアスキー≒40万円 アウトリガー≒5万5千円
スキー板6〜10万円 金具3〜4万円
レンタル≒5千円(+送料往復≒1万5千円)
リフト代3〜5千円など
共通 一緒にすべる仲間が欲しい あなたの自宅に近い人・休みが合わせられる人いっぱいいます
福島県内の方だけですか? 遠方にも会員がいます
また兵庫から参加いた人もいます
見学できますか? できます 一声かけて下さい 行事をお知らせします
スキー板のチューン・アップしたい 道具の手入れを自分でする方はスキーのレベルアップが早い人
How to チューニングを経験できます
さすけね〜!!
福島の一部の方言で(差し障りが無い・大丈夫だ)を言い表す
上記の他に何かありましたら、
こちらにお知らせください!

福島県障害者スキー協会
 副会長兼事務局 小林 清美 JCSA指導員

     
スキーじゃーやる大辞典
内容を増やすごとに分類を見直します
障害者スキー用品のページ参照
チェアスキー 下肢に機能障害のある者が使用する。シートに座り2〜3本のベルトで下肢及び上体の感覚のある高さ付近まで固定する。サスペンション機構が足腰の役割を果たす
汎用
チェアスキー
アルミ丸パイプフレームのエントリーモデル。本体価格は19万8千円で01−02シーズンより発売開始した。着座ポジションを低くし台形リンクを緩和して初心者にも対応した。
バイスキー 下肢及び上肢に機能障害のある者が使用する。アウトリガーが使用できない者は、フレーム後方のバーでサポートが必要。板が2枚でサイドカーブがきついので頭部の移動だけでもターンが可能。またチェアスキーが初めての者がエントリー用に使用する場合もある
アウトリガー 下肢に機能障害のある者で、バイスキーヤーから立位者まで幅広く使用されている。カフに腕を通しグリップを握って杖のように使用するが、先端はスキーと同じで滑らせる形状をしている。滑走外に移動するときは、グリップの下に斜めに張ってあるひもを引くと、先端のスキー部分が跳ね上がり後部が下方に向く。これにより移動時の杖代わりになる。
スキーぺグ 現物の写真とデータをさすけね会長に頼んでいるのだが、忘れられているみたい 雪が降る迄にはお知らせします
協会行事の区別
教室 初滑りを兼ねたフリーの練習会で、スノーモービルを使用しないので、滑れなくてもスキー用具で移動の可能な人が対象。例年猪苗代ミネロのロングコースを使用している。
講習会 全く初めての方からレベルアップを目指す方まで、クラスごとの講習会で、健常者スタッフによる介助法、及び障害者スキー体験講習も実施し、県外の参加者も多数いる。
合宿 いろんなコースが滑れるようになったら、ステップアップをしよう。各自のレベルアップと、競技を目指す方のポールのトレーニングが上達の近道だ。
大会 気持ちいい1枚バーンでレーサー気分。大会趣旨賛同者ならば、どなたでも参加できる大会
納会 アウトリガー、チェアスキー、バイスキーの試乗、来シーズン発売スキーの試乗を兼ねてシーズンのおさらい。
検定編
障害者スキーのバッジテスト テスト内容はチェアスキー・ハンディスキーともに、SAJ全日本スキー連盟の級別テストに準ずる但しストックがアウトリガーに、スキー板が2本から1本になるのでプルークボーゲン等の物理的に形状の異なる場合は、教程がアレンジされている バイスキーでも受験は可能である
ハンディスキー HSAJの検定は、LW2クラス(片下肢障害によるスキー板1本とアウトリガー2本)が基本で、それ以外のブラインド等については現時点では、まだ検定が予定されていない 全障害者について、検定が確立される事を望む
事前講習 受験前2時間以上の事前講習が義務付けられているが、実質的には前日または前々日からの講習を受講するのが一般的である
スタッフがエリアを確保 テストに限らず事前講習でも、場所の確保はなかなか難しい まして日曜日であれば、一般客が多くてなおさらだ 確保の目的は、自分たちが我物顔でゲレンデを使うためではなく安全確保が最優先であることを常に意識して気持ちよくゲレンデを使わせてもらおう
競技編
リザルト 公認レースとはならないまでもレース結果は皆気になるはずそこで草レースでもリザルトを発行する事をお勧めする結果が見えれば練習にも力が入るはずだし、何にせよ楽しい
ポールアタック 回転競技でベストラインを通過する際、ポールを倒さないといいラインに乗れない ポールを倒す事が目的ではなく、いいラインを通過するための邪魔物を避ける手段として使う
GS・SL GS アルペン種目の大回転競技 ローカルレースの殆どはこちらSL 同上の回転競技 ローカルレースでは実施の機会が少ない
インスペクション アルペンスキーで競技直前に行なうコースの下見確認これで勝敗が左右されるといっても過言ではない通常はコース内をデラパージュ(横滑り)で移動する
雑学編
おんつぁ おじさん・何かが壊れた状態のどちらでも使われる。
ロープトウ ロープにつかまりながら引っぱってもらうものだが、チェアスキーヤーの単独利用は不可能
1日使用するのに2万円 地元の参加者がチェアスキーを5台を各自バラバラに借用したが、返却は車1台で神奈川の日本チェアスキー協会に持参1人3,000円の返送料負担で済んだ
怖いもの知らず 何をするにも一番楽しい時期だが、注意力散漫になりやすい障害者でもスキー保険に加入できるので、万が一に備えよう
リフトアップした状態 各スキー場共シングルリフトは少数派だが頂上まではこれだけの場合があるので、スタッフがいる時に体験してみては?
スキー教室の講習 スキーを取り巻くいろいろな施設・設備等にはまだバリアだらけだが経験と工夫で解決できる事もあるので、体験はどんどんしてみよう
スペースカブ 3人乗りで座面がFRPの一体成型障害者は乗車前につかめる場所やフードの干渉など事前に確認すると良い
逆手、順手 回転競技でベストラインを通過する際、ポールを倒す方法 逆手の場合右ターンは左のアウトリガーのスキー部分でポールを押すように叩く チェアスキーヤーで順手は見かけない
ガイド方法 滑走方向に対し的確にガイドするのは当然だが安全で長いコースの場合、周りの状況やコースの幅・コース数リフト数なども伝えるとイメージされやすいガイドがヘッドセットにスピーカーなど使い聴き取りやすくする工夫も必要で、常時声をかけてあげる
天気 平地の天気と違い、山の天気は急変し易いので、防寒・防風の対策は障害者の場合特に必要で、ポケットにバンダナ1枚あるだけで顔・頭部が保護できる事もしばしばある
60歳を過ぎて 何歳でもスキーを生涯スポーツとして楽しみたいし、可能性は広い夕方になって「あと1本滑りたい」との思いが怪我を誘発するので若者でも自分の体力と相談し、無理なく安全にエンジョイしよう
ウォーミングアップ 滑りながらのウォーミングアップもよいが、まず滑走前に準備運動をしっかりやっておこうこれで体のチェックができるしけがの予防になる滑走中の転倒もかなり防げるので、忘れずに実行しよう
一気に滑る 朝一番のリフト運行直後に、シュプールを描くのは快感だ ただ自分ひとりのゲレンデではないので、安全に配慮し楽しく気持ちよくコースを使わせてもらおう
障害別に係数で修正 障害別にクラスが細分化しており、出場者が多い場合はクラス別にレースは成立するが、各クラス1〜2名程度の場合コンバインド(混合レース)としてレースを成立させる障害が重度であればファクター(係数)はより小さくなり実走タイム×ファクター=計算タイムで争われる
ニューモデル試乗スキー スキーシーズンも後半になると、各メーカーから来シーズンのニューモデルが続々発表され、試乗品も借りやすくなる今回も店内にある試乗品を、殆んど提供してもらった個人でも借りれるので、気になるスキーがあれば連絡してみては
地元大学生日大工学部で建築の勉強をしている学生たち以前からのボランティア活動が縁で、スキーのときにいつもサポートしてもらっているし、障害者スキーをニュースポーツとして彼等なりに楽しんでいるらしい頼もしい若者集団だ
スキー全般編
X GAMES(エックス・ゲーム) 『より過激で観て楽しめるエクストリームスポーツ』を集めたコンテストイベントのウィンタースポーツ版が『Winter X Games』。対抗して登場したのが『Gravity Games』。両方とも種目は、スキー、スノーボード、スキーボードの3種目。競技は『ビッグエア(ワンメイク)』『クォーターパイプ』『スノークロス』『スロープスタイル』『ビッグマウンテン』の5種目。各種目の内容は、以下のとおり。
 
▼『ビッグエア』
ジャンプ台を利用して空中に飛び出し、トリックを決める競技。ワンメイクとも呼ばれている。トリックの難易度、高さなどがポイントの対象。
▼『スノークロス』
テーブルトップやウェイブ、バンク、キャニオンなどが人工的に設置された1キロ前後のコースを、5〜6人の選手が同時にスタートし、ゴールをめざす、非常にスリリングな競技。X GAMESの花形種目。
▼『クォーターパイプ』
ハーフパイプの片側(円の4分の1)の壁を利用して空中に飛び出し、トリックの難易度やスタイルを競う。
▼『スロープスタイル』
テーブルトップやクォーターパイプ、レールなど、複合的につくられたコースをステージに、自由に演技を行ない、その華麗さやトリックの完成度をを競う。
▼『ビッグマウンテン』
50度を越える急斜面やクリフ、シュートなど、究極の自然の中を、スムースにハイレベルなテクニックで滑り降りてこれるかを競う、エクストリームスキーの競技。
ビッグエア ジャンプ台を利用して、グラブなどのトリックの難易度や高さを競うビッグエア クォーターパイプ ハーフパイプの半分を利用して空中に飛び出し、トリックを決めるクォーターパイプ
スノークロス X GAMESの中でも花形種目と言えるスノークロス。とてもスリリングな競技 スロープスタイル スキーボードでトリックを競うスロープスタイル。ストリートスポーツの雪上版
カービングカップ レースとゲームを一体化させたような新感覚のスキーレース。スタートからゴールまでに、どれだけ遠くのブイをまわって多くの得点を加算し、しかも速いタイムでゴールすることができるかで順位が決定する。『タイム÷ブイポイント(遠いほど得点は高い)×100』という計算式でレースポイントは算出され、タイムだけではなく、どのラインどり(ブイ)を選ぶかによって順位が大きく変わるので、戦略がとても重要な鍵を握るゲーム性の高さが特徴。99年には正式にFIS公認競技として承認された。
ブイ どのブイを通るかは自由。ブイの得点(外にいけばいくほど高い)と、タイムをいかにバランスよくかせぐかが、ポイントだ ハンズフリー スタイルは、ハンズフリー。深い内傾角をつくり、カービングターンを連続させていく
フリーライド 文字どおり、型にはまらない自由なスタイルでスキーを楽しむこと。ここ数年、急速に普及してきた言葉ですが、整地されたゲレンデだけでなく、パウダーや深雪、悪雪などのオフピステを含めた、雪山全体を自由気ままに遊ぶというニュアンスを持つ
ワールドカップ 世界各国で開催されるレース順位を得点に換算し、総合得点で種目別を含むシーズンのチャンピオンを決定する、世界最高峰のシリーズレースのこと。出場選手は、すべて世界のトップレーサーで、自動車レースで言えばフォーミュラ1(F1)のようなもの。国際スキー連盟(FIS)公認では、アルペンスキー(DH、SG、GS、SL)、フリースタイル(モーグル、デュアルモーグル、エアリアル、ニュースタイル)のほか、ノルディック種目のジャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、そしてスノーボードも含め、それぞれカテゴリー別のワールドカップが開催される。
スキー板編
カービングスキー サイズが短く、サイドカーブ形状が深いスキー板を『カービングスキー』と呼ぶ。『誰でもカービングを体感できる』ことを謳い文句として改良が重ねられ、どのようなシチュエーションやスタイルにも充分に対応できる性能を兼ね備え、すべてのカテゴリーを網羅するスキー板へと進化している。
サイドカーブ/回転半径 スキー板を真上から見たときのトップ部からセンター部、そしてテール部までのサイドラインの形状をサイドカーブまたはサイドカットと呼び、「回転半径(R)=○メートル」と記される。スキー板の幅は、トップ部がもっとも太く、センター部で細くなり、テール部に向かってふたたび太くなるのが一般的。サイドカーブ形状の浅い(Rの数値の大きいもの)スキー板は、直進性が強く、浅まわりを得意とし、サイドカーブ形状が深い(R値が小さいもの)スキー板は、回転性に優れ、深まわりを得意とする。今ではどのカテゴリーのスキー板もR=20メートル前後が主流。ショートカービングスキーは、深いサイドカーブ形状がショートターンでも威力を発揮する。
ショートカービングスキー サイドカーブ形状は深く、スキー板の長さが短く、小まわりで高い性能を発揮するのが最大の特徴。従来の基準サイズの概念を変えるとともに、スラロームシーンに革命をもたらす一大旋風を巻き起こし、最新のSLテクニックが登場した。GSと同じようにターン前半からカービングを描くショートカービングでターンを仕上げてしまう最速のSLテクニックが出現した。
スキーボード 360度スピンやエアトリックなどを、雪上でも手軽に楽しめるように開発されたのが、『スキーボード』と呼ばれる極端に短いスキー板。X GAMESでも、スキーボードの単独種目がある注目のスキーアイテム。100センチ以下ととても短く、軽量かつコンパクトなために、セカンドスキーとしても人気。サイドカーブ形状が極端に深く、ハンズフリーなどでカービングが楽しめるスキー板が、エクストリームカーブ。Rはおよそ15メートル以下、サイズは160センチ以下のものが多い。
チューンナップ スキー板のチューンナップには、好みに合わせてエッジを調整したり、また状況に合わせたワクシング。ブーツの場合は、当たるところをなくしたり、個々の足型にブーツの型を調整するほか、目的に応じてフレックスを強化するなどのチューンナップがある。
ツインチップ トップ部と同じように、テール部もショベル部(接雪面から少し浮いたトップの形状)を持ったスキー板をツインチップと言う。『スロープスタイル』や『ビッグエア』などのスキースタイルを対象としたスキー板は、ツインチップ形状を採用している。スキー板が極端に短く軽量であることや、バックで滑ってもテールが引っかからず、フロントと同じように滑れるなど、さまざまなトリックがしやすいのが特徴だ。
フリーライド/オールマウンテン 『フリーライド』とは、自由気ままにスキーを楽しもうというスタイル。カテゴリー名として使用される場合は、シチュエーションやスタイルが限定されないオールラウンドモデルを『フリーライド』と呼ぶ場合が多い。『オールマウンテン』もるオールラウンドモデルをさす場合が多いが、『フリーライド』と比較すると、エクストリームスキーを含む、オフピステを強く意識したスキー板のタイプを『オールマウンテン』と呼ぶ場合が多い。
プレート スキー板とバインディングの間に装着されるプレートの効果のひとつは、振動や衝撃の吸収。ふたつ目は、スキー板のフレックスを最大限に活かせること。3つ目は、高さを稼げること。エッジングの支点が高くなることで、エッジアングルを比較的少ない力で確保しやすくなるために、エッジングや切りかえがしやすくなり、強いエッジングも可能になるというメリットが考えられる。現在ではオリジナルのプレートを装着したスキー板が多い。プレートのコンセプトもさまざまで、スキー板、ブーツ、バインディングにつぎ、無視できないマテリアルとして、その重要度は非常に高まっている。
フレックス&トーション フレックスはスキー板のたわみ特性。トーションはねじれ剛性。フレックスは『硬い』『軟らかい』、トーションは『強い』『弱い』と表現される。フレックスが軟らかいスキー板は回転性に優れ、扱いやすく、硬いスキー板は安定性が高く、直進性が強い。また、トーションを強くすればエッジグリップ力が強くなる。最近のスキー板は、深いサイドカーブ形状の特性を活かすために、フレックスは軟らかめ、トーションは強めに設定する傾向にある。
アトミック 半円柱をふたつ組み合わせた独自の形状を持つアトミックのスキー板とプレート フレックス スキー板本来のフレックスを最大限に活かすことが、プレートの最大の目的
ブーツ編
カント調整 脚を正面から見たときの左右の傾きで、O脚やX脚と呼ばれる脚の傾き・アンバランスを修正すること。ほとんどのスキーブーツには、カントを調整する機能が付いている。カント調整する目的は、スキー板をフラットに踏めるようにすることで、的確な荷重が可能になり、効率の良いスキーができるようになる。適性なカントに調整することは、ブーツの性能をきちんと引き出すという意味でも、非常に重要なチューンナップと言える。ブーツのカント調整機能を使えば、容易に適性カントが獲得できる。
ツーピース構造/スリーピース構造/モノブロック構造 ツーピース構造は、踝あたりを境にふくらはぎから脛を覆うアッパーシェルと、踝から下の足の部分を覆うロワシェルのふたつのシェルで構成される構造。アッパーシェルとロワシェルの硬さを変えることができ、全体的なフレックスを微調整することが可能で、強さと柔軟性を両立させる理想的なフレックスバランスを調整することができる。カービングスキーの性能を引き出すには、柔軟なフレックスバランスが求められるため、主流になっている。
 ロアシェルの立ち上がりが踝よりも高いタイプのブーツ構造を、『モノブロック構造』または『ワンピース構造』と呼ぶ。足元と脛のあたりまでをひとつのシェルが覆うために、ブーツ全体の剛性が強化され、タイトなフィット感とシビアなパワー伝達性が得られるのが最大の特徴。上級者向けで非常に敏感なブーツ構造。踝支点のツーピース構造が主流ですが、今でもその敏感な特性は絶大で、根強く残っている。
 スリーピース構造はアッパーシェルとロワシェルのほかに、甲から脛の前部分を覆うような第3のシェル『タング』を組み合わせたもの。アッパーには硬いシェルを、タングには柔軟なシェルを組み合わせることが可能で、後ろ方向は硬く前方向にはフレキシブルなフレックスバランスを実現できる。
バイ・マテリアル/バイ・インジェクション ふたつ以上の異なる硬さの素材を同一素材の中に混在させる技術。ブーツのシェルの中で快適性とパワー伝達性の両立を高いレベルで融合することができる。アッパーシェルの中で、背面には硬い素材を、前部分には柔軟な素材を配置することで、全体的にはフレキシブルだが強いバックサポートが受けられるシェルが実現。ロワシェルで言えば、踝や小指の付根のいわゆる当たりがでやすい部分には軟らかい素材を、パワー伝達経路に重要なソールやインサイド側には硬い素材を配置することで、理想的なブーツ機能が得られる。
ウェア編
インナーカフ/パウダーガード、パウダースカート/ドローコート どれもスキーウェア内部への雪や風の侵入を防ぐ機能を表わすが、『インナーカフ』は袖口や裾の内部に取りつけられた袖口のこと。英語のcaffは、袖口、ズボンの裾の折り返しなどの意味。『パウダーガード』『パウダースカート』とは、腰まわりに設置されるものを指す。『ドローコード』とは、雪や風の侵入を防ぐだけではなく、ウェアのだぶつきなどのフィット性を調整するアジャスター機能のこと。フードやジャケットの裾、パンツのウェストを絞るために付けられている。動きの激しいアクションスキー対応のウェアや、パウダーを意識したウェアなどに、見られる機能。フィット性を調整する機能で言えば、マジックテープで調整するベルトタイプ(ベルクロとも言う)、サスペンダーのようなバックルタイプ、ボタンタイプなどがある。
シームシーリング加工 スキーウェアの素材には、防水性や撥水性の高いものが使用されるが、どうしても縫目(シーム)から水分が侵入してくる。この縫目部分に、防水テープを貼るなど、水分を防ぐ加工を、シームシーリング加工と呼ぶ。肩口やパンツのヒップ部分などの水分が侵入しやすい箇所に、シームシーリング加工が施されている。
ダウン&フェザー がちょうやあひるの胸毛の綿状のものがダウンで、これを使用したジャケットやコートを総称してダウンと呼ぶ。保温性が高く、軽いことから、防寒服や登山服などに使用されていた。ニワトリの羽や合繊綿づかいのものも、ダウンと呼ぶこともある。フェザーとは羽毛のこと。
ベンチレーション 衣服内温度と湿度を快適に保つための換気機能。スキーウェアの場合、ジャケットなら脇下、パンツなら腿のサイドに装着されている場合が多い。ファスナーで開閉できるタイプが主流で、暑くなったら開放して、熱を衣服外に放出するというしくみ。快適性には必要不可欠な機能。
レイヤード スキーウェアでは重ね着の方法を『レイヤード』または『レイヤリング』と言う。アンダーウェア(下着)、ミドルウェア(セーターやフリース)、アウターウェア(スキージャケットなど)、これらの重ね方によっては、単体で発揮する素材特性が活かされない場合もあり、快適さを左右するのが、レイヤリングの重要なポイント。登山ウェアなどでは、広く認識されていたが、スキーウェアにも素材を活かすレイヤリングが積極的に提唱されるようになった。
防水性・撥水性・透湿性 スキーウェアには欠かせない水分に関する要素には、『防水性』『撥水性』『透湿性』の3つがある。防水スプレーは、撥水機能を持ったスプレーのことで、スキーウェアで言えば、生地表面にフッ素系樹脂を塗ることで水を弾く機能を意味する。また、『防水機能』とは、圧力がかかっても染み通らないラミネートやコーティングのこと。そして、『透湿機能』とは、発汗してウェア内部に留まった水蒸気をすばやく外に出す機能。これは防水とは相反する機能で、これを解決するために、水蒸気は通すが水滴は通さない工夫が凝らされた化学繊維が開発されている。スキーウェアに欠かせない3つの機能を兼ね備えた素材や加工が、『ゴアテックス』や『エントラント』等だ。
その他マテリアル編
パラフィン、フッ素/ワックス編 ワックスの素材としてよく知られているのがパラフィン。メタン系炭化水素の混合物で、水を弾く性質を持っている。コスト的にも安価で大量生産も可能なため、ほとんどのワックスの主成分を占めている。ほかによく見られるワックスの成分が、フッ素。高撥水性を持つフッ素を配合したワックスは、純パラフィン系ワックスと比べると、水分が多い湿雪などで威力を発揮し、レーシングシーンでは必要不可欠なワックス。ただ、その効果が高いぶん、フッ素の配合量が多いワックスほど、値段も高くなるのが一般的。純フッ素ワックスだと即効性が高く効果も絶大だが、軽く1万円を越えてしまう。タイム短縮のためならば試してみよう。
解放値(DIN)/バインディング編 バインディングに大きな力(負荷)が加わったときにスキー板を解放する限界値を意味する数値。いわば、安全基準の目安のようなもの。この数値を決めるには、国際基準規格(ISO)で定められた方法が用いられるため、基本的には、どのメーカーとも共通している。数字が大きいほど、スキー板を解放するには大きな力を要し、逆に数値が小さければ少ない力でもバインディングが外れやすくなる。たとえば、レーサーは滑走中、つねに強い負荷がトゥ・ピースにかかるため、比較的数値を高めに設定するが、必要以上に解放値を強くしてしまうと、転倒したときにもバインディングが外れないため、ケガの原因になる場合が多い。逆に適正よりも弱い数値だと、誤解放(簡単にバイディングが外れてしまうこと)の原因にもなるので、その見極めが重要。滑りのスタイルや体格の違いによって、適正数値は変わってくるので、ショップの人やバインディングの説明書などを読んで、自分に合った適正値を見つけよう。また、最近はバインディングの安全に関する機能もレベルが高くなり、解放値はより細分化される傾向にある。解放値に付随し安全機能についても、バインディングを選ぶさいに注目したい。
解放値はいくつ? では実際の解放値はどのくらいにセットしたら良いか? 目安としては体重の数値の1/10 60kgの人は6にセットしレース等では必要に応じ+1〜2増やす チェアスキーヤーの場合はこの数値を1/5 60kgの人は12にセットすれば誤開放は防げるし最悪のアクシデントの時は開放する